猛暑の上野で「よるのおと」と出会う
8月18日に上野の子ども国際図書館へ行ってきました。
その存在を知ったのは最近のこと。
図書館だし入館は無料です。ただ入館時に手に持っていた日傘はカバンの中にしまうか、傘立てに預けるかするよう指示されました。
古い洋風の建築がノスタルジックです。
この日は3階で「世界をつなぐ子どもの本」という展示会を開催していました。
ただただもの珍しくうろうろしましたが、いろいろな国の言語で書かれた絵本たちがならんでいるようです。
広間の真ん中には椅子がたくさん並んでいて、ゆっくりと閲覧できるようになっていました。
外国の絵本は知らないものばかり・・・と、たむらしげるさんの「よるのおと」という絵本を発見!
たむらしげるさんといえばイラストレーターのイメージが強いですが、我が家には「しまであおうね」という絵本が1冊だけありました。無機的な画面ながら青や黄色が効果的に存在していてしかも透明感のある、独特の絵本に仕上がっている印象があります。
さて、透明感のある青とかえるが印象的な「よるのおと」を手にとってみました。
やはり無機的な世界のなかに美しい青と黄色が織りなす静寂な夜。
猛暑の中ここにたどりついたので、脳みそがクールダウンしてきました。
静けさの中、カエルが池にポシャンと飛び込む・・・・。
ん?このかんじは・・・やはり・・・
あとがきを読むとやはり、松尾芭蕉のあの有名な俳句とつながっているそうです。
帰宅後久しぶりに「しまであおうね」を読み返してみました。
すると、無機的 の他にもう一つのワードが浮かんできました。
それは SF、つまり空想科学です。
なんだかやはり独特な世界!
とにかく、美しい青のおかげで体感温度はさがりました。